絶望から希望へ  
津波から10ヶ月…ナムケン村は、今…


もうすでに 記憶のかなたに消えようとしているスマトラ沖津波被災地・…
今も、ここに人々は生きています。この村の本当の復興はこれからです。














2004/12/26
タイの小さな漁村ナムケン村は、
スマトラ沖地震津波により、タイ王国で最も壊滅的な被害を受けました。
何もかも失ったあの津波の日から、今、ようやく生活を立てなおすために立ちあがり始めました。
皆様、どうぞもういちど被災地をみつめて下さい。
そして、支援の手を差し伸べてくださいますようお願い致します。

写真提供:NDN日本電波ニュース社 タイ支局・ソムサックさん

■プロジェクトの背景
 スマトラ沖巨大地震による津波は、沿岸諸国にかつてない大きな被害を及ぼしました。
タイ王国の観光地として世界的に有名なプーケット島等には多くの援助や支援が入り、既に各国から観
光客を受け入れることができるまでに復旧し、たくさんのツーリストで活況を呈し始めています。

 しかし一方で、もっとも壊滅的な被害を受けた南部の小さな漁村ナムケン村には、これらの大型支援が
行き届かず、復旧が進んでいません。
 津波から三ヶ月。
 浜辺にあった船着場の建物。
 土台だけ残して、すべて破壊され流されました。
 村の9割の家屋もこのように破壊され洗い流されました。





 村のあちこちに、今も瓦礫を浮かべた池状の水溜りが…。







 今年2月下旬、縁あってシンセサイザー作曲演奏家のキム・シンさんが被災地を訪れ、村の広場で励ま
しと慰霊の演奏をしました。
 想像を絶する惨状を目の当たりにしたキム・シンさんから「是非とも村の復興に支援の手を」との呼びか
けによって、このナムケン村復興支援プロジェクトが生まれました。


■目標 「小さくても確かな支え」
 村人が創った共同銀行「タナカーン・チュンチョ」にマイクロバンキングの原資100万円提供!

 村の再建めざして互いに助け合うため、村人がすこしづつのお金を出し合って 「共同銀行 タナカーン・
チュンチョ」を作りました。が、資金が足りず、漁船やエンジン・魚網・魚の行商用のアイスボックスや引き車
などを買い生活を立て直したいという、村人の希望に十分に対応することができません。でも資金的援助は未だ入っていません。

私たちは、「小さくても確かな支え」をめざして、この共同銀行にマイクロバンキング原資100万円を届
けよう!という希望に向かい、取り組むことにしました。

■村の現状
 ナムケン村は、村全体の9割の家屋が破壊され尽くしました。村の人口の1/4にのぼる1500人が死亡
(確認された人数)、このほか多数の行方不明者がでています。ほとんどの家族が愛する子どもや両親、
連れ合いを失いました。10月現在も、津波で亡くなられた方々のDNA鑑定による身元確認が続いてい
ます。

 漁師の命の糧である漁船も破壊され尽くし、すべてを失った人々。絶望と恐怖のフラッシュバックに襲わ
れる人々の本当の復興はこれからです。

津波から3ヶ月。
TSUNAMIでなくなった人々の供養のため読経しながら浜辺に向かうお坊さんたちと、残された家族の長い行列が続く…。


誰一人として、家族を失わなかった人はいないといわれるほど。

今も、DNA鑑定による遺体の確認が続いている…。


 今年4月2日、NHK BS1「沈黙の海 津波被害の村3ヶ月の記録」として放送されたドキュメンタリーは、
ナムケン村の人々の深い悲しみと衝撃を伝えました。
 今、絶望に覆われていた人々にようやく「漁にでたい、生活を取り戻したい」というの気持ちが沸いて
きました。しかし、漁船と網を手に入れるお金がありません。元手さえあれば漁にでる小舟と網を買い、生
活を立て直し「日常」を取り戻すことができます。


「修理して漁に出られないだろうか…。」
なんとか希望をつなごうと努力する漁師さん。







■誕生した共同銀行!

 2005年4月4日、村人は互いに助け合い漁に出るために、共同銀行を創ることを決意しました。少しづつ
のお金を持ちよりこれを元手に、貸出を始めました。

信頼できる村のリーダー、マイティさんが銀行の総代に選ばれ、専門の銀行家の指導を受けて運営が
開始され、現在良い方向で運営されています。

漁師仲間が話し合ってグループを作り、融資をうけ漁船、エンジン、魚網などを共同購入してグループで漁に出て、共同で返済し次のグループに融資するという方法です。 
グループには1万バーツを年10%の利子で貸し出し、この10%は村に還元し、老人や子どものための病院
奨学金などに使うことにしました。

銀行の資金が不足しているため、個人が融資を受けるには、厳しい条件をクリアしなければなりません。
毎月100バーツ(300円)を半年積みたてると、1万バーツ(3万円)以内だったら借りられるというルールで
すが、この条件をクリアすることができない人々も少なくありません。
もし、銀行にお金が入ればこの条件を下げることができます。

毎月100バーツ(300円)の積みたてが困難な貧しい人々にも、緩やかな条件で貸出が行われ、共同銀
行が村の希望の灯火となりますよう願い、私たちは原資100万円提供に取り組むことに致しました。





村のこれからを相談しているナムケン村の人々。
真中で説明している黒いシャツの人が、津波直後からリーダーとして村の復興
を担っているマイティさんです。深い信頼が寄せられています。

■日本の皆さまへ
 「日本の皆さまの温かい気持ちに感謝しています。皆様の寄付金は村の復興、特に仕事環境再建に役立てたいと考えています。本当にありがとうございます。」マイティより。

■「小さくても確かな支え」めざして

■約1万円=3300バーツあれば 
家族4人、一ヶ月の食費に。(参考)
魚行商用に必要なアイスボックスや引き車などが買えます。
■約4000円=1300バーツあれば
魚網一束が買えます。
■30万〜36万=10万バーツ〜12万バーツ借りられれば
小型漁船1隻が買えます。

村のほとんどの人々は毎日食べるだけでぎりぎりの生活。生活を立てなおすために漁に出る小型漁船、エンジンや網、行商に出る必需品を買う余裕がありません。


 こうした苦境の中から誕生した支えあいの共同銀行「タナカーン・チュンチョ」。
村の復興と自立のために、「小さくても確かな支え」実現に向けて、皆様のあたたかいご支援を
心よりお願い申し上げます。

共同銀行に「希望の一粒のたね」を届けるプロジェクトに、ご協力どうぞよろしくお願い致します。


ひとりひとりの希望ある日々に
自力復興めざして!

応援お願い致します。

■「ナムケン村へひとしずくの愛」コンサートチケット 申し込み

■ご寄付ご協賛受付中 
郵便振替口座:00140−3−721844
タイ・ナムケン村復興支援プロジェクト

■問い合わせ&申し込み先:NPO法人 風の船
 電話&ファクス:03−5340−9491