悠遊自在塾           2004年7月資料

<1998年のアンケート調査のデータ>
「致知」2004・8・/ P.42〜 P.43  寺田一清(不尽叢書刊行会代表)                    

対象:中国、韓国、日本の高校二年生・2000人。

質問:「あなたのお父さん、お母さんを本当に尊敬していますか?」

結果:1位・・・中国= 80%(尊敬している)

     2位・・・韓国= 52% (尊敬している)

     3位・・・日本= 10% (尊敬している)

 

 

対象:世界の中学三年生

質問:「学校の先生を尊敬していますか?」

結果:1位・・・韓国 = 84.4%

     2位・・・イギリス、フランス、ドイツなどヨーロッパ12か国

        平均 = 83.7%

     3位・・・米国 = 82.0%

     4位・・・中国 = 80.7%

・・・日本 = 21.0%

 

「かつて明治の黎明期に日本を訪れた諸外国の人々が、異口同音に、礼節を尚(たっと)び、信義に篤い日本人と賞讃されたと聞いていますが、いまの日本人を、異国の人は半ば軽蔑の眼を持って注視しているのではないでしょうか。」

 

 

<参照>

内村鑑三著「代表的日本人」/ <P.111 〜 P.112>

1.昔の日本の教育

 

  「私たち西洋人が諸君の救済に訪れるまで、諸君は日本でどのような学校教育を授けられていたのであるか。日本人諸君は異教徒にしてはもっとも賢明な国民にみえる。今日の諸君があるには、さぞかし道徳的、知的な教育を受けてきたにちがいない」

 

このような質問に、私どもが母国を離れ、はじめて西洋の文明人のなかに立ちまじったとき、たびたび出会います。それに対して私どもは、おおよそ次のように答えてまいりました。

 

 「そう。私どもには学校教育があった。それもなかなかのものだった。私どもは「十戒」のうち少なくとも八戒は、母の膝にいる間に父の口から学んでいるのである。力は正義ではないこと、天地は利己主義のうえに成り立ってはいないこと、泥棒はいかなるものでもよろしくないこと、生命や財産は、結局のところ私どもにとり最終目的にはならないこと、その他多くのことを知った。

  学校もあり教師もいたが、それは諸君の大いなる西洋にみられ、今日わが国でも模倣しているような学校教育とは、まったくちがったものである。まず第一に、私どもは、学校を知的修練の売り場とは決して考えなかった。修練を積めば生活費が稼げるようになるとの目的で、学校に行かされたのではなく、真の人間になるためだった。私どもは、それを真の人、君子と称した。英語でいうジェントルマンに近い。」

・   ・・<中略 >・・・

 <P.115>

私どもは、以上のように語ったのであります。・・・

私どもが理想的な学校教師(センセイ)として尊敬する一人の生涯を、ここ

に描くことにしましょう。それにより、日本の青少年の教育を気づかってい

る、よい西洋の友人に、一、二の手がかりを提供できれば幸せであります。

 

以下、「中江藤樹」の生涯について論じている。

 

東京第4回クルーズ 7月度資料bQ

人生を楽しむ達人・・・橘曙覧(たちばなあけみ)
(江戸末期の国学者・歌人)

 

「独楽吟」/ 五十二首の連作

「たのしみは朝おきいでて昨日まで無かりし花の咲ける見る時」

「たのしみは昼寝せしまに庭ぬらしふりたる雨をさめてしる時」

「たのしみはあき米櫃に米いでき今一月はよしという時」

「たのしみはまれに魚煮て児等皆がうましうましといいて食う時」
 

 

福井市 歴史のみえるまちづくり

 第9回(平成15年度) 平成独楽吟 受賞作品

「平成独楽吟」とは・・・

福井に生きた幕末の歌人、橘曙覧(たちばなのあけみ)。

曙覧が詠んだ歌の一つに独楽吟があります。独楽吟は、「楽しみは?とき」形式で詠まれた52首の連作の短歌で、まるで独楽(こま)を回しながら遊ぶように曙覧の楽しみが詠み込まれています。

福井市では、貧しさの中にあっても心豊かに生きていた曙覧の世界に学び、生活の中で感じた身近な楽しみを詠んだ歌を「平成独楽吟」として募集します。

 また、「万葉集や実朝以来の歌人」と正岡子規に絶賛された曙覧にちなみ、一般短歌もあわせて募集します。是非あなたの心の歌をお寄せください。

 

 

平成独楽吟部門

   入賞作品(9首)

【橘曙覧賞】

楽しみは明けの3時に沖へ出で網引き終えて日の出見るとき

【福井県知事賞】

たのしみは100点まん点の算数のテストひこうきみたいに家にとんでいくとき

【福井市長賞】

たのしみは体調もどれる妻の背を軽口言ひて洗ひやるとき

【福井県教育委員会賞】

楽しみは「祖父」と題した孫の絵に髪がフサフサあるを見るとき

【福井市教育委員会賞】

楽しみは転んでは起き転ぶ子を芝に寝転び眺めおるとき

【福井新聞社賞】

たのしみは母の愛した花供え抱きしめるごとく墓石拭くとき

【NHK福井放送局長賞】

楽しみは予防接種受ける子の痛みに耐えるこぶし見る時

【福井中央郵便局賞】

楽しみは同窓会であの頃のあだ名で呼ばれ振り返る時

【歴史のみえるまちづくり協会理事長賞】

たのしみはやっとのぼれたのぼりぼうさるの気分で降りてくるとき

 

   秀作作品(21首)

【秀作】

楽しみは目標達す万歩計ゼロに戻して明日を待つ時

たのしみは孫のくる日に玄関を出たり入りたりくりかえすとき

楽しみは仕事終わって老父(ちち)訪ね無言で酒を酌みかわすとき

たのしみは留守番中のおにごっこ鍵あくときに身ひそめるとき

たのしみは点滴はずしゆるやかに一歩一歩を足運ぶとき

 

たのしみはふたたび電車開通し車掌の笑みにドアのあくとき

たのしみは授業する中目が合ってはずかしながらに微笑んだとき

楽しみは話せぬ孫に問いかけるくしゃくしゃ顔の父を見る時

楽しみは泣き虫だった孫娘運動会でテープ切る時

楽しみは白のドレスを選び終えあなたの隣に並ぶを待つ時

 

たのしみは古稀すぎてなお墨を引き木の香ただよう棟上げのとき

たのしみはぶらんこにのってきもちよく風にのってとんでいくとき

たのしみは男手ひとつで育てし娘(こ)成人式へ行くを見るとき

楽しみは白い息吐き待つきみの横顔見つけ走り出すとき

楽しみは妹二人のままごとを聞かぬフリして本を読むとき

 

楽しみはあなたと話す言葉数少しづつでも長くなる時

楽しみはみんなといっしょに列車ぶきそうじの時間きれいになるとき

楽しみは思いがけないあなたから呼びすてされて振り向く時

たのしみは通園バスから駆けて来る息子の笑顔を抱き止めるとき

たのしみは好きなあなたを見つめつつあなたのくせを見つけ出すとき

たのしみは夫(つま)と手つなぎ今日のことぽあぽあ語り眠りつくとき

 

 

  (一般短歌の部は省略)

 

歴代平成独楽吟「橘曙覧賞」

平成14年度 楽しみはママと言えた子抱きしめて次の言葉の出るを待つ時

平成13年度 楽しみは固いネクタイひきぬいて深夜のホームで素振りする時

平成12年度 楽しみは茜の雲に染められて明日刈る稲穂掌(て)に計るとき

平成11年度 楽しみは時々校舎ですれちがうあなたにそっとあいさつするとき