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≪ 抜粋 ≫
浅井 隆著 「志塾のススメ」 (第二海援隊) ☆ P.5〜6 プロローグ 湧き出でよ、人材! 出でよ、第二の坂本龍馬! 明治維新の原動力となったのは吉田松陰が開いた松下村塾に代表される 人間はどう生き、どう死ぬべきか、志とは何か、自分は何をすべきなのかを命を ・・・ < 略 > ・・・ 本当の教育というものは一方的に教えてもらうのではなくて、お互いに切磋琢磨し、人間性を高めていくことができる共同作業のことです。 私は現在の公教育にこうしたことを期待するのは難しいと思います。公教育は「知識を教える場」だからです。今本当に必要なのは人間の根底、根源にある、人間の生き様や哲学、本来の志、マナーなどを教える場です。 来るべき日本の大変革期にむけて、坂本龍馬のような革命児がこの日本に誕生する日がやってくることを私は信じています。幕末の志士たちのような、志ある人材を育成する場を作りたい、そういった想いを込めて「志塾」と命名しました。 吉田松陰は『草莽崛起(そうもうくつき)』と唱えました。 『草莽崛起』とは、身分を問わず、在野の志ある者たちが、新しい時代を築 くために立ち上がるという意味です。 国や政府、政治家に期待しても何もはじまりません。私たちが自らの手で変えていくしかないのです。日本という国の未来を創っていくのは他でもない、私たち一人ひとりの『夢』『志』そして『ビジョン』なのです。私たちの子ども、孫・・・・子孫のためにも、今こそ日本を変革しなければなりません。我こそは!という志のある方は、是非この『志塾』にご参加ください。一緒に日本の未来を切り拓いていこうではありませんか! 二〇〇六年四月吉日 株式会社 再生日本 21 代表 浅井 隆
☆ P.77〜 79 民度の低下が金儲け至上主義に走らせる 明治維新の頃の日本人は、民度がかなり高かったといいます。昔の日本人には、他人に対する思いやりや、恥の精神というものがありました。それがいまはどうでしょう。政治家から経済人、そして一般人に至るまで、ありとあらゆる立場の人たちが皆、自分のことしか考えられなくなってしまいました。 どうしてこうなってしまったのでしょうか? 敗戦後、アメリカの対日政策が大きく影響しているのは事実でしょう。日本の戦前の文化や教養の中には良いものがたくさんあったのですが、これらをすべて否定してしまったわけですから。 日本は戦後、確かに世界有数の金持ち国家に昇りつめました。しかし、その経済発展の過程で多くの大切なものを失ってしまった。それはひと言でいえば「心」という問題です。 上から下まで、多くの日本人が経済的には豊かになったが、本当の意味で日本を世界に誇れないのはすべて「心の問題」に他なりません。マナーを失い、節度をなくし、プライドをもかなぐり捨て、いわば心を置き去りにしてひたすら経済発展に没頭したのです。
経済社会において、お金は価値の交換手段であり、その価値を計る重要なものさしとして機能しています。しかし、戦後の日本では、手段であるはずのお金が目的そのものになってしまいました。そこに戦後日本の悲劇がありました。とにかくお金を儲けることが何にもまさる最優先事項になってしまったのです。戦後の日本人は貧しかったこともあり、お金儲けにばかり執着するあまり心をどこかに置き忘れてしまったのでしょう。つまり、心が貧しくなってしまったのです。 このような「心の喪失」が端的に表れているのが、「耐震強度偽装事件」であり「ライブドア事件」であると思います。特に耐震強度偽装事件などは、経営者や建築士のコメントを聞いても理屈がメチャクチャです。「偽装の公表は、実際に地震が起きて建物が倒壊してから公表すればよい。役所もその方がよい」などと平気でいう人間まで出てくる始末です。これを聞いたときには「人の命よりもお金の方が大事に決まっているだろう!」と逆ギレされて怒鳴られたような気分になったものです。ここまでいくともうとても人間の所業とは呼べないでしょう。まさに鬼畜ですね。つける薬もありません。怒りを通り越して可哀そうになってきます。彼らは人間としてこの世に生を受けたにもかかわらず、人間の心をほとんど100%失ってしまっているのですから。 |
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